アメリカンスニャイパー

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のアメリカンスニャイパーのレビュー・感想・評価

3.1
正直、ジュード・ロウ=ダンブルドアが登場した時点で大事な部分は語り終えた感じがある。クリーデンス君の出自の謎を追いかける話もあるが、結局分からず仕舞いで終わってしまったし。レストレンジさんは役者も良かったけど、話がやけにまどろっこしい感じがして、観てる間は楽しいけど、観終わると「あれ?」って思う節が度々ある。ハリポタの時からそうだけど、デビッド・イェーツは物語が面倒臭い。橋田壽賀子ドラマか。

途中で思ったのは、グリンデルバルドのキャラを不快にさせたくなくて、あえてキツい演出を避けた傾向が気になった。魔法省の重役は殺さなかったり、フランスのアジトにいた時も赤ちゃんを殺すのは側近のお姉さんにやらせて自分は手を出さなかったり。自分から手を汚すのは避ける人なのか、それはそれで卑怯にも見えるけど…。グリンデルバルドのファンの事を考えてのことなのかとも勘繰ってしまう。なのにトカゲは窓から放り投げる。一貫性は無しか?
せっかくの“ファンタビ”なんだし、グリンデルバルドにも飼ってるビーストがいてもよかったのに。

ただ、一番内容で覚えているのはティナとジェイコブの事ばがり。これでは『ファンタスティック・コワルスキー』になってしまうけど。