がんばって開いた賭場にお客さんがひとりもこないのかわいそうだった。お客さんかと思ったら警察で、しっかり捕まるのとかもあんまりだ。
こうやって書くとなんかコメディみたいだけど内容はいたって真面目。やく…
ヤクザがどんどん生きづらくなっていく世の中で、主演の鶴田浩二はもちろん、相手方の組織の親玉だって世のシステムからやくざがいなくても回るようになってきた。逆にヤクザがいることでシステムの邪魔になってい…
>>続きを読む実録路線の深作作品に出ても鶴田は鶴田です 深作欣二「博徒解散式」
いつだったかは覚えておりませんがちょうど斎藤耕一の『宿無(やどなし)』と二本立てで観て肌触りの異なるヤクザ映画の対比が出来て興味深…
傑作。
仁義に生きることが逆手にばかりでて破滅していく皮肉。
敵役である渡辺文雄たちも必死に新しい時代を生き抜こうとする哀れな存在であることが効く。
時代を語る渡辺文雄に対して、執拗にドスを押し付け…
深作欣二が前年に撮った『解散式』に酷似している。というか、配役から何からほぼ同じ話。セルフリメイクに近い。
戦争の発端となるのは、鶴田浩二の傘下にある室田日出男が人夫間のイザコザで転落死したことだ…
深作監督ある企業解散
2009年11月19日 22時11分レビュー
1968年作、監督深作欣二、脚本神波史男(他一名)
鶴田浩二の博徒シリーズ異色編といった印象。
舞台は男のシ…