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ジェイソン・ステイサム主演の痛快アクション映画だ。
ステイサム作品は、寡黙なステイサムと饒舌なステイサムに大別されると個人的に思っているが、こちらは完全に前者である。
序盤から寡黙だ。
妻をロシアンマフィアに惨殺され、生きる気力を失っているのだ。
彼はホームレス状態で街を彷徨い歩き、自殺を試みようとする。
寡黙と言うよりどんよりだ。
どんよりステイサムなのである。
こんなステイサム見たくない!
・・なんて事は思わない。
どうせ強いんでしょ?
いつものステイサムなんでしょ?
お察しのとおり。
いつものステイサムでした。
後半はもう無敵である。
中国マフィアとロシアンマフィアそして悪徳警官軍団を手玉に取って、八面六臂の大活躍だ。
どんよりステイサムが、なぜいつものステイサムに戻ったのか。
妻を殺害した者への復讐でない所が面白い。
ある中国人の少女を助けるためなのだ。
彼は俄然やる気を出して、悪党どもをやっつけていく。
爽快、痛快とはこの事だ。
迫り来る悪党どもをちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・
そういえば、私も似たような経験がある事を今思い出した。
迫り来る美女どもをちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・
よし子やトミ子や貞子や富江や伽椰子や・・・
若気の至りという事でお許し願いたい。。
いやはやお恥ずかしい限りである。