あーぁ

アメリカン忍者のあーぁのレビュー・感想・評価

アメリカン忍者(1985年製作の映画)
4.0
日本よこれがニンジャだ‼︎

うむ、絶対違うΣ(´Д`)

80年代空前のニンジャ・ブームを巻き起こしたキャノンフィルム製作「燃えよニンジャ」のメナヘム・ゴーラン製作によるアメリカン忍者シリーズ第一弾!

米軍と忍者がやいのやいのするアクションを思い浮かべてもらえばこの映画の全てが分かります。
そうですまさにカオスです。


あらすじ⤵︎
記憶喪失のキザな陸軍新兵のジョーは変なニンジャ軍団から大佐の娘を助けたはいいものの、勝手に暴れまくったせいで仲間が四人も殺されてしまい、基地のみんなからは総スカン食らう協調性の無さ。

そんな折、基地の軍曹が悪の闇商人のボス・オルテガと結託して軍の武器をブラックマーケットへと流していることを知ってしまったジョーに、オルテガからの刺客であるニンジャ軍団が次々と迫りくる!

しかしジョーはニンジャ達の攻撃を巧みにかわし、自分でも不思議な程にニンジャ達と渡りあえる武術を持っていた。
それもそのはず、彼こそ過去にニンジャマスターから武術を教わった青い瞳のニンジャ。アメリカン忍者だったのだ( ✧Д✧) !!

はい、という事でB級ファンならヨダレ物のこじらせジャパニーズ愛が炸裂しているこのジャンル。
とにかく間違いニッポンを探しながら観るには持ってこいのニンジャ映画ですがコチラは割とかなり完成度の高いデキです。

まず殺陣のアクションシーンがしっかりとしていて見応えアリ。
編集でカットする所も余す事なくこれでもかと見せつけてくれます。笑
その他にもジョーと大佐の娘の恋の行方やジョーの記憶喪失の過去などその辺のサブストーリーも上手くまとめています。

圧巻は何と言ってもラスト。
連れ去られた大佐の娘を助けに敵のアジトへ殴り込み!ジョーと師匠のコンビネーション忍者アクションとヘリアクションが見ものですな。

最後は味方の米軍、敵兵、忍者、全てが入り乱れて誰が味方で敵かワケもわからず爆発しまくるカオスと化したクライマックス!

明らかに自分から柵を乗り越え落ちに行く敵やヘリからの飛び降りシーンで敷いてあるマットが見えるというヘッポコっぷりも最早愛すべき演出!

んで敵のボス忍者が殺人光線だしたりジョーの親友が完全にランボーだったりと最早忍者云々というより潔さがすごいです(´◦ω◦`)

特にランボーより狂っているジョーの親友は3作目の
【レッドコブラ】まで主演を務める【エクスターミネーター】の廃人マイケルでお馴染みスティーヴ・ジェームズでして、もぅコマンドーっぷりが忍者を凌駕し過ぎて最早ニンジャ映画だという事を忘れさせてくれます(°∀°)

とりまコマンドー映画が観たいそこのアナタ、是非観れし!
あーぁ

あーぁ