雨の日、またロサンゼルスは血に染まる!
雨の降る夜にだけ現れ、女性を惨殺する謎の連続殺人鬼レイン・キラーにより巷は大騒ぎ。
手がかりも目撃者もおらず事件は難航していた。
そんな連続殺人鬼をしょっぴこうとロス市警のヴィンス・キャプラ刑事とFBI捜査官のウェズリー・ダルトンはお互いにいがみ合いながらも事件に着手。
そして事件を追っていくうちに、犠牲者が全てとある薬物中毒の更生サークルの会員であった事を掴みましたとさ。
ところがどっこい。
ダルトンの別居中の妻であるアデルもその会員だった事が分かったからさぁてーへん。
ダルトンとキャプラは次の標的になるかも知れないアデルを護衛すんのだけど、何故か夫のダルトンを尻目にキャプラとアデルが恋に落ちてしまうというドロドロの昼ドラ三角関係勃発。
同僚のダルトンに隠れてはセックスしまくるこのどうしようもないクソ刑事と全く華の無い不倫妻との昼顔展開を超えて待ち受けるレインキラーの正体とは?
雨の日の鬱蒼としたネオンなロスの街並みと渋いフィルムノワールが光るアメリカ産のジャーロ物ではあるものの、そもそも雨の日にわざわざ人目につきそうな路上で殺人繰り返すレインキラーが何故目撃者ゼロなのか?
ロスは雨降るとみんな外出控えるほど雨に恐怖心でもあんのかな?
そんなストーリーの強引さに加え、今作はキャラの描き方も下手くそでして、レインキラーの捜査よりもアデルとかいう全然美人でも無いおばばんを巡って対立する刑事2人のいがみ合いがメインとなっております。
そもそも主人公が同僚と不倫する映画ってどうなんよ?
残りの登場人物はほぼストーリーを進めるだけのお飾りに過ぎず、マイケルチクリスとか最早突っ立ってるだけやし、こんなにも殺人鬼を応援したくなる映画も珍しいよな。
ロジャー・コーマン製作という一文を見て全てを察せるくらいにはポンコツでした( ´∀`)