脱力系社会風刺SF映画🛸
当時のソ連や社会の人種差別や権力や難民問題などをゆるさとシュールさで風刺している。
マッドマックスとジャンクヘッドのような風景がなんとも言えない異世界を感じさせる。
間抜けなBGMもゆるくて好きだ。
発展している技術があるのに(なんか簡単に建物真っ二つにするし)、生活が原始的でマッチ棒が高価な世界線がまた面白い。
主人公たちと共に観てる側も異文化な環境に順応してしまう。
ツッコミどころ満載なのに受け入れてしまう人間の適応能力の高さ。
とにかくキン・ザ・ザ星人は嘘つきで差別的な人たち。
身分の高い人間がとにかく横暴で勝手にお金や衣服を奪い取る。
「若いな。いじめて楽しむんだ」
とにかく嫌な人たち。
あのおじさん2人組も嘘つきで憎たらしいけど、観ていくうちにじわじわ愛らしく見えてしまうのが不思議。
最後にたどり着くアルファ星
自然豊かで神様みたいな人たちだけれど、彼らもなかなかひどい。
マスクを付けさせてよそ者に空気を汚されたくない。キンザザ星人は貧乏で汚らわしいからサボテンになった方が幸せだという理由でサボテンにされてしまう。
「人が不幸か幸せかを勝手に決めつけるな」
主人公のセリフがとても好き。
思想を押し付け否定し、偉そうにしてくる人もいて。アルファ人に対しても少し嫌な気持ちになった。
ママ〜ママ〜どうしよう〜が脳内でリピートしている🎻
困った時脳内再生したらなんとか気持ちが保てそうなので使おう。
さっき、スーパーで黄色いパンツ履いてるおじさんがいて脳内でクー!しちゃった🫲🫱🩳