競泳選手ジャン・タリスの作品情報・感想・評価

競泳選手ジャン・タリス1931年製作の映画)

TARIS, ROI DE L'EAU

製作国:

上映時間:10分

ジャンル:

3.5

あらすじ

『競泳選手ジャン・タリス』に投稿された感想・評価

悠真

悠真の感想・評価

4.1
こんなに短い映像にすら強い個性がある
ヒッチコックくらい評価されるべきじやないか!って思ったけど、ジャンヴィゴの映画長編1個と短編3個しか残ってなかった
職人的にいっぱい作ってそうなのに

レニ・リーフェンシュタールを彷彿する運動の美学。ただただプールの中で泳ぐ人の純粋運動を眺めて、それに感動できるかどうか。
ジャン・ヴィゴはやはり水の映画監督なのだなと思った。ドゥルーズがフランス戦前…

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NNN

NNNの感想・評価

4.2
備忘録↓
冒頭、早回し競泳シーン。ジャン・タリス登場ショットにおける光の感触、白さ。スローモーション。4分過ぎ、水中の足の運動を積み重ねるショット。ラスト、逆回し後のオーバーラップ。

競泳選手ジャン・タリスを撮ったドキュメンタリー。まさか泳ぎ方を自分で解説するとは思わず、面白かった。

モノクロにおける、水面、水中の撮影がほんとに美しい。水も光もセットで作り込みされているからなの…

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水泳・プール、肉体・水、
世界チャンピオン
ジャン・タリスの映像彫像。
スローモーション、逆再生、アヴァンギャルド、ユーモア、、、
心唸るような天才的映像表現が、徹頭徹尾心を離さない。

○感想
29歳で亡くなった監督が、26歳のときに撮影した作品らしい。
1931年、400メートル自由形で世界新記録を樹立したフランス人水泳選手のジャン・タリスの強さの秘訣を分析するスポーツ・ドキュメ…

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かなり先駆的でビビる。現代においても芸術性を強調すべく頻用される運動のスローモーション化はヴィゴの実験精神に端を発していて、しかもこの時点で既に限界近くまで到達しつつコミカルさも垣間見せてアメトーー…

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ー

ーの感想・評価

3.5
-飛び込んだ瞬間にカットを切り替える動きのマッチカット
-逆再生、スローモーション
-マッチトランジション
カラン

カランの感想・評価

5.0

水泳選手の技術を紹介する資料としてのドキュメンタリーという体裁の10分間であるが、、、逆再生、スローモション、多重露光ファンタジーと『操行ゼロ』(1933)の方に繋がる技術を見せているし、安村何某ほ…

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ぬっこ

ぬっこの感想・評価

4.0
最後も正装になってちょけるのが、ヴィゴ全体に通じるちょけ感が気持ちいい!
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