このレビューはネタバレを含みます
メイキングムービー(『高畑勲、かぐや姫の物語をつくる』)と併せて鑑賞。
鳴り止まぬ生命への礼賛。自然、郷里、庶民への無条件の肯定。罪と罰への解釈。何気ない仕草にも宿る無音の魂。無情に響き渡る行進曲…
まんまエピキュリアニズム。公達や天皇に求婚(贈与交換)される都での栄華(しかも5人のうち3人は虚栄、2人は命を賭ける)よりも、貧乏でも山で自然に暮らしていた方がよかった。特にかぐや姫争奪戦では死者ま…
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我ながら、どうしてこれまで観てこなかったのか、、
美しいものだけでなく、滑稽なことや、
致し方なくしてしまうこと、
また恨み辛みの感情をも含め、
かぐや姫が全てを肯定してゆく
神々がやってくる時…
久々に観たら、昔より遥かに良く感じた。この絵が、素敵だと思った。誰もが知っている竹取物語ではない部分の生き生きとした虫や獣と地続きの生活。かぐや姫でなく、竹の子として生きていた頃。2人で空を飛んでい…
>>続きを読むめっちゃ良かった。大傑作。
人の世の穢れ、幸福や女性のあり方、いろんなテーマが盛り込まれているのを、かぐや姫のストーリーそのままに描けるのすごい。
御簾の中で、拳が震えていたシーンや、月のお迎えの音…
つらかった、、が
うつくしいものを、好きな人たちと思い切り楽しむことより大事なことはない、と全力で伝えにきてくれたような高畑ワールド。
だからかぐや姫が走りまくり、好きな人と手をつなぎ、、が夢の…
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