このレビューはネタバレを含みます
新作舞台「親密さ」を手掛ける演出家や役者達が、ぶつかり合いながらも劇を成功させる為に奮闘するという話。
監督は「ハッピーアワー」の濱口竜介。
尊重と尊敬、仲の良い友達と恋人そして兄弟等似て非なるも…
こんな映画観たことない!すごいもん観たなぁ。
現実を忘却する装置としての映画の中で、さらにそのコンテンツを忘却する装置としての演劇(後半)という二重性による距離の取り方。この映画世界に入り込んでいる…
最高of最高における最高of最高映画だった。去年の夏に東大本郷で観て衝撃を受け、今回は京都でまたより大きな衝撃を受けた。二回目は前半を前回より楽しめた(後半知ってる上での前半はとても良い)。
やはり…
「ハッピーアワー」に感動して改めて「親密さ」の事を思い出した。
ハッピーアワーと同じく、人と人との些細なすれ違いや他人に対する違和感がすごく丁寧に描かれている。それは誰もが経験した事のある感情なのだ…
長編255分を締めくくるあのラストシーンが何とも素晴らしい事!!!
そもそもは俳優や役者を目指す専門学校の修了作品の企画から始まった作品のようです。
コンビで脚本、演出を手掛けプライベートでも恋…
見終わってから、はたしてこの登場人物の中で親密なふたりはいたのだろうかと考え込んでしまう。
言葉のぶつかり合いの中でも手を繋ぐふたりや、やってくる「戦争」。そして嘘と弱さにまみれた演技の中の演技を…