シンプルかつ猟奇的な傑作。
冒頭、豪雨の通りをさ迷う女性のヒールのアップからして不穏で引き込まれた。
連続殺人犯逮捕の為に顔以外の外見的特徴をコピーしたマネキンを制作するんだけど、ロングショットで背…
DVDにて再見
人形が様々なシチュエーションにアングルを変えて置き換わる面通しの場面と犯人ジャッジが自室に帰るときの妙な静けさあのショットの空間把握能力は凄まじい
間ですね。
空間とともに間が絶…
2019年の大晦日は、シネマヴェーラ渋谷でノワール映画2本立て。(その2)
雨の日に殺人を繰り返す連続殺人犯を追う刑事との攻防を描いたリチャード・フライシャー監督によるノワール映画。
刑事を探す…
60分という短時間で濃密な映像体験。犯人を追うために作らせる人形の背中で語らせる粋な演出。2度の落下も息を吐かせぬ程速いにも関わらず死にゆく記者の顔はその魂が失われる瞬間までじっくり捉える的確かつ恐…
>>続きを読む人形の顔への急激なアップ。真面目にやっているように見えなくて好き。
雨の夜、部屋を暗いままに刑事たちが立ち去ったあとに、人形だと思われていた何かが静かに動き出すシーンは、よく考えても意味分からんけど…
ブラインドを開けることで、朝になったこと、それから窓がそこにあることを認識させ、別の日に同じ窓から見える雨が不吉な予感を誘い、その雨が最後まで漏れなく重要なものとして働いていく連鎖。
60分とは思え…
雨の日に犯行を繰り返し現場に「ザ・ジャッジ」と書いたメモを残していくシリアルキラーとそれを追いつめる刑事を描いたフィルムノワール。
この作品で印象的だったのはやはりマネキンです。雨降る夜、暗い部屋…