これは最高です。
台詞と設定が無茶苦茶なのに演出が丁寧を極めるプログラムピクチャーの正統DNAをトップアイドルのミュージックビデオでやる倒錯的な感慨
日本人がなぜかロシアでロシア料理屋経営してて…
このレビューはネタバレを含みます
AKBと前田敦子を取り巻く熱狂が晴れて久しいいま、シングル曲のMVとして撮られたこの小品を素で観返してみれば、ハリウッド最盛期のBプログラム(二本立て興行のおまけ側、本来の意味でのB級映画)が突如平…
>>続きを読む前田敦子、最高!
なんなんだこの人のまっすぐさは。
興味あることに向かって真っ直ぐ進んで、余計なものはスラリと躱す、みたいな。
仕草の一つひとつにまで真っ直ぐさがあってずっと見ていたかった。
AK…
スーツケースを引きずる前田敦子をキャメラが追いかけるショットが連鎖し、映画の前半に流れていく緩やかなモードは、彼女の横顔の微細な表情の変化を捉えたショットを皮切りに確変し、怒涛のアクションモードへと…
>>続きを読む 前田敦子さんの曲のMV、ドラマパート的な映画作品。
黒沢清監督作品は個人的には苦手だが、この作品はとても刺さった。
1時間という短い時間でサクッと見れるので良いポイント。
ストーリーは…
黒沢さんの映像はやっぱり好きだなと思った。
レストランのお客さんでなんの役柄もないおばあちゃん、ロシアの風景、どんでん返しや最後の終わり方。意味があるのかないのかわからないシーンも良かった。
スト…
最初の宙ぶらりんなもはやコメディ状態から、拒絶、断絶ときてどんどん高まる不穏な空気感に不安が掻き立てられて、グラつかされ、鈴木亮平の部屋であっちゃんが振り向いた瞬間を頂点に、普通に騙されてたことに…
黒沢清フリークの僕としては、映画にはこれ以上何もいらないと素直に思える様な至高の逸品である。前田敦子のシングルの曲のMVという体裁ながら、黒沢清がやりたい様に自身の作家性を爆発させた60分間。ウラジ…
>>続きを読む前田敦子は究極のあげまんなのでは?共演者がみんな成功している。この映画では鈴木亮平。ほぼ無名だった彼はこの後すぐ朝ドラでブレーク、さらに大河主演。ブス会の三人(高畑、池松,柄本)も売れっ子に。共演者…
>>続きを読む(C)2013AKS