#024-2014
パク・チャヌク監督による『オールド・ボーイ』を、スパイク・リー監督がリメイク…と言う情報を聞いてから数年、一抹の不安を抱えながら観たのですが、これがまた以外な程あっさりした感じでありました。まぁ、韓国版の方が内容濃すぎですからねぇ…基本プロットはあまり変わってはいないのですが、韓国版にあったユーモア(金槌と目線が合ったりするやつ)なんかはやはり省かれてしまってましたね。ハリウッドなので何も餃子に拘る事も無いのにとも思いますが、まぁその辺はオマージュと言う事で。一応“青龍”的なものも登場しますし、娘へのプレゼントの背中の羽根も、意外な形で無理矢理登場ｗ 韓国版にあった細かいセンテンスを、これでもかと薄くしてしまっているのはちと残念。あの、観終わった後の胸の苦しさみたいなものは無いんですよねぇ…韓国映画に出て来るある種の“家族愛”的なものは、やはりハリウッドの監督では出す事が出来ないのですねと言う事を実感。これ、韓国版の方を観ないで鑑賞したら結構面白いのかも？土屋ガロン氏の原作をあそこまで変えて映画化したんですから、ハリウッド版もガラッと変えてしまった方が面白かったのでは？と、ここ迄書いてきましたが、決してつまらないと言う訳では無いし、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のエリザベス・オルセン譲もカワイイし、『第9地区』、『エリジウム』のシャールト・コプリー、コーエン兄弟の『ノー・カントリー』、『トゥルー・グリット』のジョシュ・ブローリンも中々のもの。そしてサミュエル・Ｌ・ジャクソン、本当に悪い役が似合いますよね(^^)
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