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マップ・トゥ・ザ・スターズの35DH1のレビュー・感想・評価

4.0
デイヴィッド・クローネンバーグ監督この新作。実話を元にした(ロバート・パティンソン演じるリムジンの運転手が脚本家の元)ハリウッド・セレブ(女優)界の裏側の、ドロっとした部分を描いているのかと思いきや、出てくる人物が何かしらのトラウマや幻覚等に悩まされていると言う、明るく不穏な空気を持ちつつ話が進む。役柄とは言え、ジュリアン・ムーアの老け役も中々。なんせ体型やトイレ(セレブな豪邸なのに、ウォシュレット無と思うのは日本人だけ?)のシーンなんかの汚れ(実際にではありませんw)っぷりは見事。おまけに女性2&男1の3Pシーンもありで、ジュリアン・ムーアがレズってる時にソファでチ○コ触ってるジョナサン・ワットンが妙にリアルですw それと対照的なのが、火傷の女性ミア・ワシコウスカ。彼女とジュリアン・ムーアの対比も面白い。まぁどちらも病んでるのですが…
そして、1時間越えた辺りから、何やら不穏な空気や増して行きクローネンバーグらしい静かなる狂気のようなものがチラホラと…P・T・アンダーソンやキャリー・フィッシャー、ニコール・キッドマンにハル・ベリー等、実名がバンバン出てきてこき下ろしますw ジム・キャリー・Jrがカワイイw
そして、ラストに向かう登場人物達の行方は、果たして悲劇なのか喜劇なのか?
クローネンバーグ監督、何とこの作品がアメリカでの初めての撮影だそうです。何か意外な感じ(^^)

https://www.youtube.com/watch?v=Zd5EM7Z0MS8
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