ナンデヤネン

ヴィオレッタのナンデヤネンのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ずっとずっと観たかった作品でとても期待していたんだけど、ちょっと肩透かしかな。一体何を言いたいのか。…というのが見終わった直後の感想でした。でも、付録の監督のインタビューを観たら、これ、監督の実体験だという。監督曰く、本編はまだマイルドに描いている方で、ありのままを描いたらホラー映画になるそうだ。限りなくノンフィクションだから、起承転結のメリハリのある展開がないのは仕方がない。
内容云々というよりも、倫理上、映画の撮影現場で監督の演出はどこまで許容されるのか。そっちばかり気になってしまった。例えばヴィオレッタが吸ってた煙草は本物?どこまで脱がせるのが許されるのか?カメラの被写体として許容されるポーズとは?性描写に寛容な仏映画であってもこれは賛否両論あるんじゃないかなと思う。
ラスト、ヴィオレッタは母親と袂を分かったのだが、容姿は妖艶な大人の女性に変身したまま。その後、彼女は普通の子供に戻ったのだろうか?
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