1001
シリーズ第2弾である。
前作を鑑賞して幾星霜。
かなり前だ。
すっかり内容を忘れた。
マーク・ウォルバーグが出ていた事すら忘れていた。
だが、下ネタ満載だった事だけは覚えていたのだ。
私は三度の飯より下ネタ好きなのである。
観るっきゃない!
という訳でこの度、この作品を手に取った次第である。
今回のテーマは、ぬいぐるみであるテッドに人権はあるのか、というものだ。
むむ、何やら重そうな話ではないか。
冒頭テッドは結婚する。
もちろん、人間の美女とだ。
(前作にも登場していたはずなのだが、忘れてました)
二人はケンカしながらも共に働き、平和に暮らしていた。
そろそろ子どもが欲しいところだ。
テッドには生殖機能がないので、養子をとる事に。
しかし、ここで行政からとんでもない通達が!
テッドは人間ではない。
単なる所有物である。
よって、婚姻は認めらない。
そして、市民としての権利をことごとく剥奪されるのだ。
テッドは親友のジョン(マーク・ウォルバーグ)と新米弁護士のサム(アマンダ・セイフライド)の協力を得て、人権回復のために法廷で戦うのである。
・・・なんか、すごい社会派っぽいストーリーではないか。
もしかしたら、裏にそういう意図が隠されているのかもしれないが、とにかく下ネタがエグ過ぎて、そこに思いは至らない。
まあ私にすれば、ありがとうございます、であるのだが。
とても楽しく拝見させていただいた。
コメディ映画として素晴らしくよくできた作品だと思う。
特に下ネタの部分だ。
アマンダ・セイフライドにも実に恥ずかしくもお下品な場面があるのだが、さすが女優である。
果敢にも魂込めて演じていた姿には、謹んで敬意を表したい。
前回、華々しくレビュー1000作品目を迎えた私は、燃え尽き症候群に見舞われた。
精根尽き果てたのだ。
何もする気にならなかったのである。
呑みに行ったり、美味しいものを食べに行ったり、読書したり、ドライブに行ったり、冬物のお洋服を買いに行ったり、プチ旅行したり・・・ぐらいしかできなかったのだ。
まさしく抜け殻状態と言っても過言ではなかったのである。
そんな私を救ったのは他でもない、私の飽くなき映画愛だったのだ。
さすが私だと言わざるを得ない。
よし、私の再出発にふさわしい作品をレビュー1001作品目に上げよう。
メッセージ性があり、格調高く、気品があり、泣ける映画だ。
という訳で選ばれた作品が、これである。