ナンデヤネン

私の少女のナンデヤネンのネタバレレビュー・内容・結末

私の少女(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

本作品はサスペンス映画として紹介されているけどそうじゃないな。これは社会派ドラマでしょう。クライマックスまですごく静か。本編のほとんどが静かである。ストーリーの起伏が少なく期待していた分ちょっと退屈したかな。ぺ・ドゥナって若手女優さんだと思ってたんだけど40代であるのに初めて気づく。すごく若い。出演作が多いことも今更知った。
警察官であるイ・ヨンナムは同性愛者であることがばれて海辺の村の交番に左遷させられてしまう。これが実社会を反映しているとすれば、韓国では同性愛に対する偏見が根強いらしい。日本の職場でこんなことやったら即アウトだろう。
身を挺してヨンナムを救ったソン・ドヒ。ショッキングなシーンではあったんだけど、はたしてソン・ドヒはモンスターなのだろうか?私は大好きなヨンナムを救いたいがために彼女が考えた苦肉の策だったと理解しているのだが。てもこのシーンを撮るのは日本の現場ではNGだろうね。子役に悪影響はないのかなって思ってしまう。その点、韓国映画は挑戦的というか。社会的にタブーなこともありのままに映像表現している。そういう所が邦画にはできない韓国映画の強みなんだろうなと思う。
おばあさんは事故死だったのか?ソン・ドヒが流した涙の意味とは?見終わった後、色々思いを巡らせている。
ナンデヤネン

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