クライモリシリーズ その６。
５の出来がそりゃもうヒドい有り様だったのでどうなる事かと思ったけど６はちゃんと金掛けてるし新たに取り入れた設定が嫌いではないので好評価。実はクラシック版のシリーズの中で一番良作だったと思う。
仕事で失敗して落ち込む主人公ダニーを慰める為に仲間内で山奥の寂れたリゾートホテルを訪れる一団。そこは孤児で養子だったダニーに実は遠い親族がいて遺産としてのこしてくれたものらしい。
初めて逢う顔も見たこともない親族は距離感がおかしい上に、明かされる妖しげな出生の秘密。平行してホテルの他の客や仲間内の友人が１人、また一人といなくなっていく。
寂れたホテルの設定はロケーションとしても見栄えがあっていいし主人公もなかなかのイケメン。調べたらこれにしか出てない俳優さんらしくて残念。ダニーと強引にまぐわろうとするホテルの親戚筋のお姉さんが年齢不詳な感じだけどまぁ美人と言えなくもない…とはいえダニーの連れてきた彼女もあまり可愛くない上に独善的で自己主張が強く他人に意見を押し付けるタイプの鬱陶しい女性なのでサクッと乗り換えても特に罪悪感は沸かない。
マウンテンマンもいて通常営業の惨殺もあるけど特筆すべきは「食人種族の３つの家系」なる存在を主人公に持ってきたところ。
新たな可能性を提示してすかさず終わるラストが面白かった。
生存者１人…？
