@京都シネマ
ロダンの愛人だった女性彫刻家が精神科病院で送る孤独な日々を描いた作品。
前知識なく鑑賞し、置いてけぼりをくう。
話に乗れなかった分、1910年代の南仏の空気や太陽の木漏れ日、修道女みた…
カミーユの作品は美術館で幾度となくみてきた。病院にいる彼女は普通の人間のようにみえた。でも最期はどうだったか。彼女は本当に精神に異常をきたしていたのかな。ロダンの名声の陰の悲劇。ランボーに傾倒のポー…
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悲痛な気持ちにならずにはいられない映画だった。
あの状況に長くいればそれだけで人間なんて壊れてしまいそう。
愛人ロダンとの間の子供の堕胎。そして精神を病んでしまうカミーユ。実の家族にも見捨てられ、…
ロダンと別れ、精神病院での日々を切り取った話なので、このあたりの背景を知らないと、解りづらいかも。
精神病院と弟の思想だけで構成されているので、殺伐とした雰囲気が全体を包んでいる。
彼女の退院を勧め…
ロダンとの出会いから破局、その後の精神崩壊までを描いた、1988年のイザベル・アジャーニ版に対し、こちらは、統合失調症により精神病院に入院させられてから2年後の姿を描く。となれば、演じるのはこの人し…
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