ここ最近のビル・マーレイ主演作には外れがないと思っていたが、やっぱり脚本や演出次第で変わるものだなと実感する。
落ち目の音楽プロデューサーが出向いたのは戦場下のアフガニスタン。
そこで一人残されたが、美声を持つ一人の少女と出会う。
普通に爆発が当たり前のように起こる戦場下で、とぼけた笑いを見出そうとするが、これを笑えというのは難しい。
そもそもビル・マーレイが饒舌というのは若いころであり、中年の今は佇まいだけで雄弁に語らせることができるのだ。
無駄に多いセリフがキャラの個性を過剰に失ってしまっている。
脇も印象に誰も残らないし、ブルース・ウィリスが出る意味はなんだったんだろう。