眼鏡の錬金術師

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

ファンタビ3作目。
事情は知らんがグリンデルバルドのキャスト変更あり。

前回の終わりでダンブルドアとグリンデルバルドがただならぬ関係であることが明かされた。血の誓いを交わしていて2人は争うことができない。
双子のキリンの誕生が物語のキーに。

今度の舞台はドイツだったりブータンだったりでワールドワイドになってきている。
兄テセウスが捕まり、ニュートは救出へ向かう。クリーデンスはダンブルドアを暗殺しに来るが負けて改心?グリンデルバルドは無罪放免で、なぜか魔法界の新な指導者へ立候補できちゃう。
キリンの啓示を当選に読み替えるという意味不明な方法を提唱し、グリンデルバルドはゾンビキリンでトップの座を狙うが、土壇場で本物のキリンの配達が間に合い、グリンデルバルドの悪事を見抜くことに成功した。

今回は脚本がかなりとっちらかってる印象。前回結構絶望的な終わりかただったのに、クイニーは勝手に改心してるし、クリーデンスも良くわからんうちに改心するし。ダンブルドアとか弟とかクリーデンスとかトップ選びとか色んなエピソードを盛り込みすぎて焦点が拡散してしまっている。その影響で主人公であるニュートがほとんど活躍しないし、ビーストも全然出てこない始末。本家でも残念ポイントだったが、魔法はピストルのようにただの撃ち合うものに成り下がってしまった。グリンデルバルドもちょっと間抜けっぽかった。
また、犯罪者からトップ候補者になれるってのは魔法界が法治国家的な運営がされていないことを示している。設定的にも結構前らしいから仕方ないが。

本家ハリポタも3作目から急につまらなくなったけど、それをスピンオフでも再現する形になってしまった。
もっと魔法とか魔法生物とかでワクワクさせてくれよ。初心を忘れるなよ。