もう今ではランス・アームストロングがドーピングをしてたことは誰もが知っている。
映画はそのランスがガン宣告をされ、いかにして乗り越えたか。
そしてドーピングに染まりながらツールを連勝していく中で、疑惑の目が向けられていく過程が描かれる。
結末を知っているという意味では特筆驚きはないが、ランスが現役の時のドーピングの杜撰さは驚く。
ランスはもちろん、ファンやメディアもドーピングを黙殺しようとしていた節がある。
勝利のためには犠牲にしなければならないものがある。
トップアスリートは誰もがそうなのだろうが、ランスの場合はドーピングだったという話。
ドキュメンタリーでも通用する話だが、映画にするのには意味がなければならない。
多分この映画を見てもランス・アームストロングの本音は分からない。
誰もが知りたいのはそこの一点に他ならないのだから。