ハヤシ

リベリオン ワルシャワ大攻防戦のハヤシのレビュー・感想・評価

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第二次世界大戦期、ナチス・ドイツの占領下のポーランド。ソ連に呼びかけられたレジスタンスがドイツ軍に抵抗したワルシャワ蜂起を題材としている。

戦争の描写がかなりハード。filmarksで感想を見たときにキスシーンの話してる人ばっかりだ!となったんだけど、本当にそれはそう。でもあのツッコミどころ満載のキスシーンをもってしても1ミリもマイルドにならないのがね…

ヒロイックな人というのがほとんど全く出てこなくて、夢見がちな若者をはじめとした普通の人たちばかり。レジスタンスの若者たち、火を囲んで音楽を奏でて恋愛をして、サークル活動してる大学生みたいなんだよね。怖いぐらい普通に青春をしている。でもそれもリアルなのかもしれない。

銃撃戦で我を失い地下水道を移動する経験をしたステファンが、以前と変わらぬ様子のレジスタンスの仲間を見るシーン、死線をくぐった自分と今なお楽しそうな彼らとの間に溝を感じる描写なのかな…と思ったらその輪の中にまた戻っていくの、ちょっと分からなかった。精神を壊した自分を支え続けたビエドロンカの「逃げよう」を無視して逆に彼女の元を去るの、どういう心情なんだろう。
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