とても静かで結構重めの作品。大切な人を失った喪失から再生の物語が丁寧に描かれていた。会話や音楽が少ないからこそ2人の表情から心の機微や移り変わりがより伝わってきた。
一度死んでしまえば二度と戻ること…
愛する人との別れに要する百日の時間を描いた作品。
愛する人を失っても、生活はつづく。
鷲田清一の本に、人を亡くして心が痛むのは、自分自身の一部も死んだからなのだと書いてあったことを思い出した。
…
一昨年のTIFFで観て以来の再見。
突然の事故でパートナーを亡くした男女。
折々の法要の儀式を折り込みながら、大きな喪失感から百日かけて克服していくまでの道のりを静かに繊細に丁寧に描く。
再見でも…
最愛の人の死の受容に至るまでテーマ。
あまりに痛くて辛くて、ひたすらに哀しくて最初から最後までだらだらと泣いていた。心臓を握り潰されるような追体験を、役者が、演出が提供してくれる。
言葉で感想は語れ…
初七日、四十九日、百か日、それぞれの法要の意味をかみしめながらみた。
”別れ”への向き合い方が丁寧かつ真摯で、監督の実体験ベースと聞いてやっぱり実体験に勝るものはないなあって。
主役に起用されたシー…
妻を失った男性ユーウェイと、婚約者を失った女性シンミン。似た境遇のこの二人が…という展開なのかと思っていたら、いい意味で裏切られました。
ユーウェイとシンミンそれぞれが、大切な人を失ったことと折り合…
愛する人を失った時に、今まで私はどうやって立ち直っていったのだろうか?
これから先誰かを失った時、その悲しみに立ち直れるのだろうか?
そんなことを考えながら観ていました。
台詞は決して多くないの…
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