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エル ELLEのTのレビュー・感想・評価

エル ELLE(2016年製作の映画)
5.0
1回目は昨年の夏か秋頃に見て、レンタル期間を間違えて、もう1回観ようとしたら期限切れになっていた。
堪らなくなり、12月初め頃リベンジ。
フランスの現代企業(エロ?ゲーム会社)やそこで働く社員の様子、ミシェルが住む住宅(邸宅)街の様子が見られて面白かった。
監督がオランダ人だからか、クリスマスの時期の川沿いのカフェや知らない女からゴミをぶちまけられたパリのカフェ、ミシェルの母親の遺灰を埋葬した、真冬のだだっ広い庭園?など、外国人視点のフランスの素敵な場所も堪能出来る。
クリスマスパーティーのメンツがやばい。こんなパーティーヤダーとか思ったけど逆に面白かった。自宅でレイプ犯に襲われた後、鍵を直して警備を厳重にしたのに、犯人はどうやって侵入したのか?ミシェルが「わざと」鍵を閉めないで外出したのだろうか?フランス映画の監督は男性俳優の外見に関心が無い人が多いので、会社のミシェルに反抗的な社員や息子がイケメンなのは外国人監督の視点のお陰。あ、隣の奥さんも超美人で良かったな。
でも息子の彼女は、ミシェルに対する態度が不愉快だった(母親の彼氏も不愉快だったけど)。何で息子は惚れたのだろう。フランス映画でこの手の嫌な女性は見たことが無いので、この辺りもフランスが舞台だからといって、フランス風に縛られない、外国人監督らしい視点だと思った。
この映画を一言でまとめると、ミシェルがひたすらカッコイイ。
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