めっちゃ好きなタイプの怖さだった。面白かった。
怖い現象は特に理由なく理不尽であってほしいので、まさにこれでした。
何かを伝えたいとかじゃなくてなんか不安で不快になる映画作ったよーってかんじが大好きです。
あなたが僕のパパを殺して僕の家族から一人奪ったから。次はあなたの家族から一人殺さないと。対等じゃないよね。と、主人公がマーティンに唐突に言われてたシーンにぞわぞわした。
マーティンは何か能力があるわけでもなく、そういう呪いがあるわけでもなく、ただそういうルールだからよく分からんが主人公に心当たりがあるようだし自身が選択しなくてはいけないという不安定な怖さがあった。
登場人物が全員多少なりともどこかがおかしくて面白かった。
マーティンは好青年のようで厚かましくって、子供たちの前でタバコ吸ったり（娘が好きそうな不良アピール？）腋毛見せたり（普通はせがまれても見せないのでは）、ストーカー入ってるし、監禁されても叫んだり怒ったりすることもなく、すごく不愉快なキャラクターだった。
学校に子供たちのどちらが価値がありそうか確認する主人公の妻も変だし、マーティンの母親もなんか変だった。
バリー・コーガンの絶妙に不快な雰囲気がとても気になる～～
白人に混ざるアジア人（白人に下に見られている）のようなこちらが嫌な気持ちになる雰囲気でもあるのかと思ったがうまく説明できない。なんなんだろう。他の作品も観ていこう。
