もっさんしっさん

WE ARE Xのもっさんしっさんのレビュー・感想・評価

WE ARE X(2016年製作の映画)
4.0
なぜ、今のタイミングでこの作品?
それは、先日民放の番組で「XJAPAN」の特集をやっていたからDEATH。
→「確か、映画あったよな…」→「じゃ、借りてみよう」という安直な流れDEATH(笑)
以下、「X」と呼びます。(JAPANと付くのはなんかイヤなので。スポーツの日本代表ならいいんだけど。あやまんJAPANはもっと嫌い。)

この作品、ドキュメンタリー映画として海外で評価高かったようですが、
日本ではたぶんファン向けというか、ファン以外の人も観るのかな?という感じ。
ただコアなファンなら確実知っている内容で、使われている過去の映像はきっとなんらかで見かけているであろうもの。そして一応メンバー全員をフィーチャーしているが、
メインはYOSHIKI。ま、XといえばまずはYOSHIKIなので、それも仕方なし。
曲の使われ方というか、インタビューやライブ映像なんかは上手く編集されているなという印象。

いや〜、あらためて観ると、すごいバンドだし、曲もいいし、メンバーの人生が波乱万丈過ぎるし、キャリアに比べてアルバムの枚数少なすぎるし(苦笑)、これだけドラマチックで、過去のストーリーだけで話題に事欠かないアーティストも日本では珍しく、稀有な存在じゃないかな~と思いました。もちろん好き嫌い、興味の有る無しはありますが。

最初にXに出会ったのが高校生の時で、かれこれ三十年以上も前のこと。
ちょうど当時バンドブームの時で、JUNSKYWALKERSやユニコーン、ZIGGYやPERSONZなんかを聞いてましたが、そんな中でいきなりハンマー若しくはチャミスルで頭を殴られたような衝撃(殴られたことはありませんが)を受けたのを覚えています。
「こんな音楽あるんや…」みたいな。しかも「なんやねん、この頭…」みたいな。
MTVかなんかの番組でボーカルのTOSHIが観客にダイブしていて、「何をしとんねんコレは…」と始めて客席ダイブを目の当たりにして、見るもの聴くもの全てが新鮮でショックでした。メジャーデビューアルバムの『BLUE BLOOD』を聞き出してから、暫くほかのものは聞かなくなり、もう数え切れないくらい聞きまくりました。

オリジナルメンバーの間にLIVEに3回行くことができたのは、今でも本当に懐かしく嬉しかった思い出です。作品の中にも今は亡きHIDEやTAIJIが演奏する姿が出てきますが、もしも願いが叶うなら、あの頃に戻ってLIVEに参戦して、みんなで「Xジャンプ」したい!

ちなみに「Xジャンプ」とは、『X』という曲のサビのところで、
歌詞に合わせて頭の上で両手でバッテンをつくってジャンプをするのですが、
何万人という数の「Xジャンプ」は壮大です。
このジャンプ、その後東京ドームで禁止令が出たようで、どうも大人数で一斉に飛び跳ねる行為が施設的に?か何かしら危険らしいというのが理由だそうです。
先のテレビ番組では「ドームの近くの雀荘で、Xジャンプのせいで麻雀牌が倒れて苦情が来たので禁止になった」とも紹介されてました(笑)

と、まあ、作品のレビューというより、ただの思い出話に花を咲かせただけの感想文になってしまいましたが、この作品を観たファンが、もしどこかで集まる事ができればきっと、こんなふうにあーだこーだと昔話で盛り上がるんだろうなと思います。

最後に。もうひとつ願いが叶うなら、
死ぬまでに『紅』をドラムで叩けるようになりたいDEATH!!