あーぁ

コールド・ムーン(原題)のあーぁのレビュー・感想・評価

コールド・ムーン(原題)(2016年製作の映画)
3.8
殺人鬼vs幽霊
自転車と共に葬り去られた幽霊が復讐の為、怨念と共にチャリを走らせる!


『ワナオトコ』で眠たそうなマナコで頑張っていた主人公、通称ネムタオトコことジョシュ・スチュアートがまたまたてーへんな目に合うポンコツホラー。


ここはフロリダ州バビロン。
クソ田舎の小さな町で兄弟と祖母と一緒にブルーベリー農業を営むおてんばな16歳の少女マーガレットはブルーベリー農業なんかシケた家業より私には輝かしい未来があんねん。と今日も今日とて明るく田舎道で自転車を走らせていたとさ。

ところがどっこい。
そんなマーガレットが自転車を走らせていると、いきなり現れた黒ずくめの殺人鬼に自転車ごと橋から落とされマーガレットTHE END。

マーガレットのお腹には子供がおり、明るい未来もあった。
なんで私が殺されんとアカンねん!殺した奴絶対許さへん!
大地よ 海よ そして生きているすべてのみんなオラに力を〜!!

と悲運な死を遂げたマーガレットの怨念に呼応するかの様に現れた神秘的な蛇ちゃんが土左衛門となったマーガレットの口の中に入ると、何ということでしょう。

地縛霊としてマーガレットちゃん復活!


そんなマーガレットちゃんを殺した憎き殺人犯ネイサン(ジョシュ・スチュアート)に怒りの鉄槌を下すため、在し頃を彷彿とさせるチャリに乗ったマーガレットちゃんの復讐怨霊チマツーリの旅が始まる!

チャリに乗った出来損ないの様なCG顔の幽霊がタンカ切って車と真っ向から勝負を挑む姿かっこよすぎかて!笑

もうね。あからさまに陳腐なCGのマーガレットちゃんが殺人犯を追いかけて町中を浮遊する姿のシュールさと言ったらないわー(ノ∀`)

こちらビートルジュースやスティーヴン・キングの痩せゆく男などで脚本を務めた小説家マイケル・マクダウェルの原作『コールドムーン オーバーバビロン』という小説が原作のホラーなんですが、自分を殺した殺人犯をどんどん追い詰めるために脅かしたり、棺桶盛大に爆破したり、真っ向勝負挑んだりな幽霊ちゃんが可愛い過ぎて仕方ない!

完全にポンコツ作と思っていたけどなかなかコレが楽しくってキャストも豪華。
ネイサンの銀行家の父にはクリストファー・ロイドも出てたし『死霊館エンフィールド事件』のマディソン・ウルフちゃんもいました。
あと序盤のシーンで蛇使いのちょい役でさっき見た稀代のポンコツ監督トミー・ウィソーもちゃっかり出てました。

まさか同じ日にコイツに二度も会うとは思わなんだ笑

そんなポンコツ風味満載ではあるものの、蛇ちゃんから力を授かりしチャリ好き幽霊マーガレットちゃんの復讐をみんなも応援しながら是非観てくれよな!
あーぁ

あーぁ