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おとなの恋の測り方のTのネタバレレビュー・内容・結末

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何本かDVDを借りたが、ダンスシーン(ディスコシーン)が癖になり何度も巻き戻し、返却ギリギリまで鑑賞したのはこの作品だけ。
見ながらノリノリになれた。

日本でもタワーマンションに住むような人達だったらホームパーティとか何らかのパーティーをやっているのかも知れないけど、基本的には18歳~せいぜい30代前半迄のイケてる人を中心に「クラブ」に集うのが一般的だと思う。どうも日本だと40代が最も蔑ろにされているというか、割引優待も就職もお得なクレジットカードの入会可能年齢も、イベント事で盛り上がることも「除外」扱いで下手すりゃ「引退」「隠居」「姥捨て山行き」扱い。
(社会的に成功を収めているイケている人は除く)

でもフランスではこのディスコシーンのように、40代以降の大人も楽しんでいるのは普通の光景のようで、40代なんてまだまだ男女共恋愛的にイケてる年齢なんだろうなというのが伝わってきて羨ましい。

アレクサンドルとディアーヌの住まいがいいな~。
しかし前夫・ブリュノの怒ると物に当たる気性の上下ぶりに、離婚したのが分かる。イケメンかもしれないが、一緒にいたら確実にストレスになる。初登場シーンは秘書も一緒にいてよかったとすら思う。凍り付くわ。でもディアーヌの家に押しかけない分理性はある?

ディアーヌのお母さんは悪い人ではないのだろうが、思ったことをポンポン言ってしまう性格なんだろうね。グッサリくるわ。
アレクサンドルを褒めているのも本当だし、娘との交際に反対するのも自身が耳が悪い障害の夫と結婚したことで、自分は納得してるからいいが苦労もしただろうから娘にそのような思いをしてほしくないからだったろうし。

それにしてもアレクサンドルと別れたディアーヌが非難されがちだけど、そんなに言われる程悪いことをしたか?なるだけ彼のプライドを傷つけないように普通の身長の男性と同じように接していたし、上手くやろうとしていた。ただ母親の逆走運転や元夫との確執、セーターの件で疲れてしまっただけ。セーターなんて喜ばせたかっただけなのに、大人用のサイズが無く子供服の店で買ったことがバレてしまったことで、彼を傷つけてしまった葛藤が大きかったと思う。
彼女を気遣って別れを促したのはアレクサンドルだし、彼のイケメン息子から避難される程悪いことはしてないと思うが。ディアーヌの秘書も、ブリュノには何も言わないのに彼女には厳しいことを言う。
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