タングステン

THE BATMAN-ザ・バットマンーのタングステンのレビュー・感想・評価

4.5
この作品は、とてもクラシックでありながら、丁寧な描写を心がけていくことで、外側からはシンプルに見えるようで、奥が全く見えないという各々に深みのある人物描写になっておりました。まさに暗闇から現れるというバットマンの根源とも言える要素となっており、王道的でした。
ただ、推理パートが良かったため、対照的に戦闘シーンが粗く感じてしまいました。

今作のバットマンのコスチュームは、個人的に1番刺さるデザインでした。特に程よい重厚感のスーツは、スーパーパワーが無いバットマンにとって、良いバランスに感じました。

何度も映画化されておりますが、各々に魅力があると思います。バットマンというヒーローをどう捉えているかで、全く雰囲気が変わるのだと、この作品を観て改めて感じさせられました。