監督兼、脚本も手がけた、ホルヘ・グティエレスの作風が際立っていました。メキシカンで情熱的な色合いと、キャラクターの細かな装飾が煌びやかでした。
この作品が約5000万ドルの制作費に対し、ピクサーのあの作品は2億ドルほどかかっているという噂もあるため、二者を同列に比較すべきではないですし、各々にしかない魅力があります。
この作品は、ハイセンスに描かれたキャラクター達が魅力的です。シバルバとラ・ムエルテは特に秀逸です。シルエットを強調したデフォルメ表現とは対照的に、緻密に飾られた装飾品で描かれるエレガントさは、マイセンの陶器の人形のようです。
Netflixで配信されている、「プリンセスマヤと3人の戦士」という作品が、同監督が関わっており、さらにパワーアップしており、オススメです。