池袋新文芸坐の橋本忍特集にて。
劇場で観ることが叶った…実は黒澤成瀬小津食わず嫌いしてて、鑑賞できていないたちなのですが(個人的なこと言うと川島増村喜八の方が好き)、非の打ち所のない芸術娯楽作品とし…
「世界の黒沢」が実感出来る傑作。
脚本、構成、映像なにを取っても文句の付けようがない。今思えば去年の『怪物』の全体の複数人の視点から同じ物事を描いていく面白さっていうのはもう今作で正解を出せれてし…
初めての黒澤映画だけど、なるほどこれは面白い。ある事件に関して当事者たちの証言が互いに食い違う様から、人間のどうしようもない見栄やエゴを克明に描き出す構成がお見事。昭和の名優たちによる演技合戦も見応…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
皆、人にはわからない様に自分の名誉や都合によって真実をねじ曲げる。
黒澤作品を初めて見たが普通に引き込まれた。
特有の音響が良い味を出していた。
昔はとても自然との距離感が近かったのだな。今や…
やはり構成がすごい。人間はみんな、都合がいい生き物だ。解釈一つてみんな正しいことを言っているように感じる。
作品のシーン一つ一つが懐かしい思いにさせてくれる。森の匂い、風の冷たさ、蝉の鳴き声、日…
©KADOKAWA1950