東京国際映画祭9本目はコンペティション部門の「グレイン」。
全編、白黒で撮られた斬新なSF作品。冒頭から今までのコンペ作品とは一線を画す雰囲気が立ち込める。
境界線には謎の鉄塔が立ち並び、そこを…
【息吹】
実に難解キャンデーズな映画だった。
近未来。遺伝子操作によって作物が作られていたが、2.3回実ると自らの命を絶つように遺伝子カオスがおき、完璧な種は作れないでいた。
この理論について以…
TIFF2017 EXシアター六本木で鑑賞
コンペティション
息吹か?穀物か?
この象徴的な問いの難しさ。
同様に、作品も表現が難解。
監督は詩的な印象だったけど、今回は詩的というより哲学的。語…
環境そして人間のメンタルに悪影響を及ぼす現在の物質主義に警鐘を鳴らす作品
…であることは監督のQ&Aと、友達と補完し合うことでなんとか理解できた。
でも理解できない表象が多く、上映が終わった時の放…
物があり溢れ、情報過多となっている現代だからこそ、この進みすぎた文化に対して
神聖な儀式や聖域という表現を用いて過去に立ち返り、やりなおそうとするメッセージを強く感じた。
モノクロによって描かれた…
「息吹か?穀物か?」
限られた人間だけが遺伝子組換え作物に頼った都市に住み、残りの人々は疫病が蔓延する荒野に放逐されたディストピア。
遺伝子組換え作物に深刻な問題が発生し、種子学者の主人公は事態を予…
「息吹か穀物か」
東京国際映画祭2017コンペティション部門、『グレイン』、鑑賞しました。
全編白黒で描かれていたのは、人と自然の神聖な距離感でした。
TIFFでディストピアと言うと、2015年の…
現代にある場所なんだろうし、実際にありそうな場所だなと思ったけど、白黒にして色んな場所をつぎはぎにすると、現代ではないどこかになってて良かった
巨大温室、図書館、窓の外から引きのモノレール、カフェ…
冒頭からただならぬ雰囲気と美しさにうっとりしてしまいました。静的で詩的な表現は、タルコフスキー調で、とても洗練されています。モノクロが光と陰を際立たせ、効果的です。
ストーリーは、テーマがはっきり…
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