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SUNNY 強い気持ち・強い愛のASAのレビュー・感想・評価

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
3.1
安室奈美恵ブームに女子高生活を送ったアラフォーたちが仲間の重篤を機に再び集うストーリー。現在と過去を回想する形で話が進み、JK時代のキラキラ感はみずみずしくて憧れるような眩しさがあった。仲間と馬鹿なことをやって笑っていた幸せな少女たちと、社会に揉まれて疲れた現在とのコントラストが効いていた。過去の友達を探していく中で主人公の少し苦い思い出も精算していく過程はとても良かった。俳優陣の心から楽しんでいるような演技も良く、スッと作品に入っていけた。
しかし、手紙を受け取ってからの展開があまりにもチープすぎてついていけなかった。代読する人物も謎だし、内容も予定調和であまりに酷い。もはや引いてしまい、俳優たちの演技を白い目で傍観してしまった。
現在のキャラクターが過去のどの人物なのかちょっと分かりにくかった。ともさかりえが別人すぎて混乱した...。すごい。あとは主人公の憧れだった三浦春馬もダブルヘッダーだったから演出に混乱した。
最後は踊って締めてなんとなく綺麗に収まった感はあるけど、小沢健二の名曲と俳優たちの良いダンスで誤魔化したようにしか見えなかった。途中までかなりよかっただけに最後の最後でドカンと落ちたのが惜しまれる。当時青春時代を過ごした人たちにとってこの映画はきっとたまらないんだろつな。
ラストシーンの池田エライザは破壊力ありすぎるし山本舞香は終始可愛すぎるし三浦春馬は最強だった。俳優たちまじで輝いてた。
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