「命を大切にしなさい」という言葉より、「自分の死を考えなさい」という方がよっぽど生のことを考えられる、そんな自分の信念をまるっと肯定してくれる映画だった。
終わりが見えないから無駄にしてしまうし、無駄にしていることにも気づかない。
何かの期限だって、死と同じ。
人によってなにを無駄か有意義とするかはそれぞれだけど、リチャードの「凡庸さに屈するな。98%の人間と同じになるな」的な言葉は刺さる。
だから最後になる講義は、ちゃんと自分を選んでくれる学生をふるいにかけたんだね。
クソつまらない道徳の教科書読むより遥かに道徳教育的。
人生の目標は何かって、自分が死を迎える時に「良い人生だったァ!悔いなし!」って言いながら死ぬこと、それしかない。
今日死ぬかもしれないと思いながら毎日生きる。
ワンコ……🐩