時をかける少女、サマーウォーズ、竜とそばかすの姫などで知られる細田守が監督し、アーティストの村上隆とルイヴィトンがコラボして作られた短編映画。
たった5分間しかないけど、細田守の優秀さが光っている作品でした。デジモンとか、サマーウォーズとか、竜とそばかすの姫でも描かれていたコンピューターの世界が今作でも全面に出ていますが、20年近く前の作品の割にVFXの使い方が上手く、全体的にセンスの良いルイヴィントンのプロモーションになっています。今作はハイブランドの広告にありがちな気取ったイメージがないのが良かったです。
最近は微妙な作品を作ることが多い細田守だけど、原作のあるストーリーならもっと良いものを生み出せる気がします。願わくば、またウテナの頃の天才的な演出やコンテが見たいです。
