@塚口サンサン劇場
マイク・リーが淡々と描く200年前の出来事。音楽もない、ドラマチックな展開もない。それでもとても苦しかった。悔しかった。傍観者ではいられなかった。
国のために戦い国に殺…
ピータールーの虐殺という事件はこの映画で初めて知った。
ナポレオン戦争終結後の1819年(ちょうど200年前)、マンチェスターで選挙法改正を求めて広場に集まった群衆が騎兵隊によって蹴散らされ、多数…
ピータールーの虐殺、この映画を通して初めて知った歴史だった。
初めて見るのに、なんだろうこの既視感は。そうだ、これは民主化を求めた全ての人々が経てきた歴史であり、体制維持のために民衆を握りつぶす全て…
確かに長尺だった。
でも、全く知らなかった"ピータールーの虐殺"を知るには十分な時間だった。
高圧的で保身の塊、無能で愚か、想像力のカケラもない政府の人間たち。
その男たちの一人一人の顔つき
…
1819年。ナポレオンをウォータールーの戦いで打倒し、兵士たちが家路に着く頃。普遍の権利をめぐる革命の余波は、マンチェスターにまで波及しつつあった。しかし、一方でお上は民主化の動きを警戒し、権力によ…
>>続きを読む例えば、演説する人とか、抑圧される人のだれかを主人公にして、その人からの視点で、正義がいかにつぶされたか、みたいな話にすれば今よりずっと観やすい作品になるとは思うけれど。この作品に関しては、そんなこ…
>>続きを読む中盤まではまあ退屈だ。
みんな演説をぶつ。これって映画でみなくちゃいけないの?と気分。
けれど、実際の事件の場面になると、それまでの退屈な序盤が効いてくる。
事件は激しく起こったわけではなく、メリ…
恥ずかしながら、この映画を見るまでピータールーの虐殺を知らなかった。
18.19世紀は市民革命や産業革命があったことから、華々しい印象があるが、実際は貧富の差が広がった暗い一面があったことを忘れては…
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