エブリデイねむろう

怪談新耳袋Gメン 冒険編 後編のエブリデイねむろうのレビュー・感想・評価

2.5
実話怪談集「怪談新耳袋」の制作スタッフが怪談で語られた場所を実際に訪れて検証を行うという心霊ドキュメンタリー「殴り込み!シリーズ」第15弾。
監督:佐藤 周

新生・新耳袋Gメン第3 弾。
最初のターゲットは某岬。
複数のスポットが密集しているポイント。

そして今回のミッションは。
無縁仏、トイレ、灯台、砲台跡、トンネル。
5つのポイントをGメンたちが巡る心霊駅伝!

…編集をもってしてもどうにもならない回って、あるよね。

監督はとある人物にSOSを出す。
氏は問う。

「なんでもやる?」

そしてやってきたのは某トンネル群。
過去に土砂崩れによって多数の犠牲者を出した場所。
灯りもなにもないトンネルが連続する1.3kmの道。
そこを往復するだけのシンプルなミッション。

しかし、そこにはとんでもない秘密兵器が持ち込まれていた。

というか、山口Pのナチュラルパワハラがすごい。
あと後藤社長からたちのぼる謎の湯気は草。

定点で撮影されたカメラを横切る黒い影はいいね。

最後に訪れるのはとある山。
登山の途中で滑落して亡くなった人がいるという曰くつき。
そして、登山と聞いて途端に色めき立つGメンが一人。

シャイカー社長・後藤 剛。

登山の恐ろしさを熱く語る社長。
実際の山は、滑落事故が起きてもなんら不思議ではない危険な場所。
そんな後藤社長を先頭に、登山ははじまる。

そして、早くも限界をむかえる後藤社長。

心霊ドキュメントは完全に山登りドキュメントと化したのだった。

<総評>

んーしんどい。
編集を含めて心霊ドキュメンタリー方向に舵を切ったのはいい。
が、なにも撮れなければただただつまらない映像がつづくだけ。
企画もバラエティ的な勢いや思いきりのよさがなく、地味。

とにかく全編退屈。

原作者の木原さんから預かった秘密兵器も、もうちょい料理の仕方があったのではないかと思ってしまう。

最後のMCUオマージュも正直すべってるよね…。

2024ー旧024