人間という社会的な生物の恐ろしさを見た。
限界集落では、その恐ろしさがはっきりと浮き彫りになってしまう。
何かを信じると別のものを疑うことになり、誰かを愛する心は他の誰かを傷つけることになる。
そういった人間という生き物が社会的であるが故の複雑さというものが、限界集落で起きた2つの事件を通して描かれているのではないだろうか。
現代の限界集落に見られるような人間関係や地域の社会性は、今でこそ少なくなっているものの大昔からの当たり前。
他人同士が価値観や様々な基準を揃えて深く関わり合うような限界集落的な生活を否定するかどうかは個人の自由。
本作では、人間の社会性が浮き彫りになってしまう限界集落での出来事を参考にして、
あなたはどこでどう生きるか?
周囲の人間とどう向き合うか?
自分の内外に存在する問題とどう向き合うか?
そういうことを考えさせられました。
とりあえず僕は風呂入って寝ます。明日も仕事です。何気ない一言が誰かを傷つけるかもしれないし、救うかもしれないことだけは強く胸に刻み込んでから寝ます。