そこにずっとあったのに見ていなかったもの
加害者家族の立ち位置やら保身やら
マスコミや世間の態度の変わりよう
家族や親戚の罪は連帯責任なんだろうか。
それは環境至上主義か血統主義か、
どちらにせよ他責思考が仏な世の中。
筒井さんのような普通の善良な女性が
一つの小さな過ちで転落していくさまが
見ていて居た堪れなかった。もうやめてくれ。
嫌われ松子の一生をよぎらせてしまうけど
彼女の善性が最後まで残っているようなラストにとてつもなく安堵してしまった。
ただ時間が前後したり妄想が入り込む演出は
かなり見にくい。芝居任せすぎる気もした。
台詞もかなり聞き取りにくくて
やっぱり邦画はエンタメ性に欠けすぎるなと
改めて思ってしまったのが残念。
こちらへの丸投げが多すぎて後半疲れた。