前に映画館で鑑賞。
こういう系の映画あんまり得意じゃないのですが、SNSとかで話題の作品だし見たいなと思って(あと多分誰かいるだろうと思って)席についたところ、最終的に一人で対ミッドサマーすることになったあたりが一番ビビった記憶があります。
内容としては思った以上にオーソドックスというか、SNSなどで流れてきていた感想でビビり度をあげていたのもあって若干拍子抜けという印象でした。
悪夢？のあたりのビックリ描写はちょっと驚きましたが、なんというか私は登場人物たちの言動や行動の意図をうまく理解できなかったです。中盤、唯一現実側だった登場人物がいなくなってから一気に(主人公を中心とした)異質側に流れ込んだというか、最終的に郷に入れば郷に従えでこの狂気に乗っかったもの勝ちの世界に突入していったままラストのあの場面に繋がったのはどうにも理解が……。
主人公がその境遇(と彼氏の無知さ)ゆえに精神状態が不安定で、この映画は全編をとおして主人公と主人公に共感できる人にとってはセラピーなんだろうなとは思いましたが、私は本来ならばなんらかのアクションがあるべきところを(話の進行上)奇妙に無視して進んでいく歪さの方が気になってしまいました。個人的には前半の、村にいくまでの関係性の描きかたが好きだったので、そこをクローズアップした感じだと嬉しかったなと思います。
こんな映画もあるんだなあということで、貴重な体験をさせてもらいました。見れて良かったです。
