T太郎

シン・ウルトラマンのT太郎のレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.8
1004
楽しみにしていた作品。
「シン・ゴジラ」「シン・ジョーズ」に続く第3弾だ。
(ジョーズは違うよ)

私は「ウルトラマン」をリアルタイムで観ていた世代ではない。

しかし、幼い頃に再放送を観たり、自然といつの間にか色々と情報が入ってきていたので、意外とこの作品の面白さを理解する事ができたのだ。
それが嬉しい。

オープニングからやってくれている。
古風なフォントで立ち現れる“空想特撮映画”の文字。
オリジナル音源さながらのBGMや効果音。
怪獣(禍威獣)と人類(日本人)との戦いの歴史。
開始3分で私は気持ちを持っていかれたのだ。

更に登場人物のセリフ回しが今風ではなく、どことなく昭和の香りがするのだ。
ほんの少しだが。
それもいい。

ちなみに、専門用語を早口にまくしたてる演出は、「シン・ゴジラ」を踏襲しているようだ。

だが、ここをいちいち理解する必要はない。
ザックリ理解で大丈夫だ。

この作品をより理解するために、私は速やかにウィキペディアを紐解いた。
偽物のウルトラマンや巨大化した長澤まさみなど、荒唐無稽なエピソードかと思いきや、実はオリジナルストーリーを基にしているものなのだ。

オリジナルに対する敬意をふんだんに感じる作品なのである。

映画単体で考えると、不満に思われる方もおられるかもしれないが、以上の理由で私は大満足なのである。

内容は5話分くらいのエピソードを1本にギュッと詰め込んだ感じである。
なるべく多くの怪獣を登場させたかったのであろうか。

だとすれば、その狙いは当たりだと言えよう。
私をはじめ、ちびっ子たちは大喜びなのだ。

私は長澤まさみが大好きだ。
結婚してあげてもいいと思っている。
(偉そう)
この作品は、そんなまさみの魅力が横溢していて、非常に良い。

巨人化したまさみをローアングルで撮った場面がある。
スカート姿のまさみが、キャメラの横をのし歩くのだ。

この時、一瞬だけ(0.2秒)下から覗き込んでしまった事は、まさみには内緒にしておいて欲しい。
若気の至りだ。
私の精神は未だ中学生のままなのである。

次は「シン・仮面ライダー」だ。
「シン・ゴジラ」「シン・ジョーズ」「シン・ウルトラマン」に続く第4弾である。
非常に楽しみで仕方ない。
(いや、ジョーズは全然違いますよ)
T太郎

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