ねこねここねこ

サスペクト 薄氷の狂気のねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

サスペクト 薄氷の狂気(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

映画の出だしはなかなか良かったんだけど…。
女性の遺体からというより、性的異常者?狩をしている元判事のクーパー(ベン・キングズレー)と、相棒で男を釣る役の若い女性のお陰でサイモン(ブレンダン・フレッチャー)を捕まえた感じの捜査官マーシャル(ヘンリー・カヴィル)
プロファイラーのレイチェル(アレクサンドラ・ダダリオ)は尋問を始めるが、知的障害なのか、多重人格なのか、サイモンに振り回される。サイモンは捕まえているのに続く殺人。知的障害かもしれないのに自宅にすごいトラップが仕掛けてあり、捜査していた警官が6人も死亡したり。
犯人はサイモンだけなのか?
恐喝された感じで爆弾💣騒ぎに紛れてサイモンを逃す警官。爆弾と思われた箱の中には赤ん坊が…。駆け付けて抱きしめるこの警官は何かの罪には問われないのー?
その時のサイモンの台詞「彼の言いなりだな」は共犯者がいることを示し、迎えに来た車からも共犯者の存在確定。それは果たして彼の父親なのか?
資産家の父親が女性をレイプして生まれた子供がサイモン。女性は莫大な慰謝料を貰ってるはずなのに、なぜ檻に入れて虐待してたのかも謎。
あー、全然スッキリしない!

一方、なんか無駄にマーシャルの家庭の問題が出て来た感じ。年頃の娘を持つ父親として、若い女性が何人も殺されている事件に関わり穏やかではいられないというのはわかるけど、なぜ離婚?別居?してる設定なのかもいまいち謎。レイチェルも浮気男の夫に悩まされてるっぽいけど、だからといって何かの伏線というわけでもない。
いや、最後にマーシャルとくっつくための伏線なの?どうでも良いけど。
マーシャルは性格に難ありなのか、同僚との人間関係もイマイチ上手くいってない感じだけど、そこは曖昧でよくわからないから、この設定なんだ?ってなる。
これに時間取るよりサイモンの幼少期や人格形成の過程に時間をもっと割くべきだった気がする。

途中まではそれでも良かったのだが、サイモンを護送する車を襲うクーパーのせいで、クーパー自身は撃たれて死ぬし、レイチェルはサイモンに捕まるし、クーパー余計なことし過ぎ!
そしてサイモンは双子…😱
というなんだかなぁのズルい感じの設定。
一方、モニターの利き腕を見てもう一人いることに気づいたマーシャルだが。

うーん、でもここまでそっくりな双子なら一卵性で遺伝子も同じはずで、片方だけがすごく頭がキレて片方知的障害とかあるのかな?というツッコミも入れたくなる。

レイチェルとクーパーの相棒の若い女性(名前忘れた💧)が捕まって薄氷の上で袋に入れられてガソリン撒かれて、火のついたテニスボールかなにかを投げられてるシーン、ボールが外れ過ぎ。そしてパトカー間に合ってるのにそこから一悶着。で、また警官が数名死にました。無能すぎ。

薄氷の狂気って、もっと比喩的なものかと思ってたら、文字通り薄氷の上で騒いで薄氷が割れて死ぬ感じ。

という訳で後半はちょっと…。
なのでスコアは3に届かないかな。