892
素晴らしい。
実にサービス精神に溢れた作品である。
このような離れ業をやってのける事ができたのも、「アベンジャーズシリーズ」による信頼と実績があってこそであろう。
まさしく、掟破りの離れ業だ。
以下ネタバレ
これまでスパイダーマン作品は、トビー・マグワイア版、アンドリュー・ガーフィールド版、そしてトム・ホランド版が作られてきた。
3シリーズは全くの別物である。
知らんけど多分、プロデューサーとかスタッフとか制作会社とか、ややこしい出資者なども全く違うと思われる。
制作した理念や作品世界に対する考え方などにも相違があるに違いない。(いや、ホンマに知らんけど)
それらを乗り越えて、今回3シリーズが奇蹟の合体を成し遂げたのである。
一体どういう事なのか?
説明しよう。
要は多元宇宙の話なのである。
私たちが生きているこの宇宙とは別に相似世界が幾重にも存在しており、それぞれの宇宙(の中の地球)にスパイダーマンがいるのだ。
今回はその理屈を駆使して3シリーズのスパイダーマンを共演させる事に成功した訳である。
私は「アベンジャーズシリーズ」も「スパイダーマンシリーズ」も全て鑑賞しているので、非常に興味深くこの作品を観る事ができた。
各シリーズの各作品に出演した俳優さんたちが、ほぼ顔を揃えている。
カメオ出演などではない。
がっつり主要キャストなのだ。
冒頭に触れたサービス精神の最たるものである。
私にとってアンドリュー版の制作意図は未だ謎だが(面白かったけど)、今は観ていて良かったと心から思うのだ。
先程多元宇宙の話をしたが、当然ながら別宇宙はもっと存在しているはずだ。
3つで済むとは思えない。
私たちが生きているこの世界にもスハイダーマンはいるだろう。
あまり噂を聞かないので、案外ひっそり暮らしているのかもしれない。
そっとしておいてあげようではないか。
ちなみに公表はしていないが、私の本名はピーター・パーカーである。
内緒やで
(嘘やで)