・恋人の両親に会うため、激しい吹雪の中を車で走るルーシー。彼女は隣でハンドルを握るジェイクとの関係をもう終わりにしようと考えているが、言い出せずにいた。長いドライブの果てにようやく恋人の実家に着いたが、そこでは顔を合わせるたびに両親の年齢が変わる、初めて来たはずなのに自分の幼少期の写真が飾られている、など不可解なことが矢継ぎ早に起こり……というおはなし。
・正直、全然意味がわからないかった。ラストに答え合わせのようなパートがあるのだけど、そこでも理解できず、鑑賞後に解説サイトを読んでようやく「あ〜そういうことね〜〜〜〜〜」と合点がいった。途中途中でヒントが示されて、一瞬はわかりそう！と思うのものの、次のシーンで振り落とされる。これを2時間繰り返した。私はこの難解な映画を一発で理解できるほど頭良くないよ。
・ただ、何が？？という気持ちでいっぱいになりながらも不思議と飽きることなく観続けられた。最後に種明かしがあるはず……という期待があったのもその一因だけど、落ち着いた色合いのセットや多様されるシンメトリーの構図などリッチな雰囲気があったのも大きい。洗練された映像と次々に不可思議な現象が起こる感じは『ツイン・ピークス』を思い出した。
・また余裕があったらちゃんと全体像を把握した状態で観返したいな。
