決して派手ではないものの一瞬も飽きることなく見られたのは、俳優陣の繊細で丁寧なお芝居の賜物だろうな。登場人物たちの表情の細やかさに感動しきりだった。
多田くんに対して不信感を抱いてしまうようなシーンがいくつかあったものの、現実の世界で考えればあの程度のことは引っかかるほどのものではないんだろうな。それがみつ子目線で見ているせいで必要以上に気になってしまうのかなと思った。多田くん視点でのストーリーも見てみたいな。
皐月と一緒に花火を見るシーンがとても好きだった。文章でのやりとりはしていてもしばらく会っていなかった友人（親友であっても）と久しぶりに会ったときのあの微妙な空気とかちょっとの緊張感とかがものすごくリアルだった。
