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VS狂犬のASAのレビュー・感想・評価

VS狂犬(2019年製作の映画)
3.6
一軒家でのワンシチュエーションもの。主人公の女の子の手足が不自由で電動車椅子を使っている。そこに狂犬病に罹った飼い犬が襲ってくる動物パニックもの。さらに車椅子のバッテリーも尽きかけ絶体絶命の状況になる。狂犬病の映画はクジョーを思い出す。あちらは車から出られない境遇だった。本作は二階建ての一軒家ということで展開の幅は広い。が、身体のハンデがあるので制限は大きかった。
主人公の動きが比較的ゆっくりなためか、手持ちのショットがかなり多い。全然違和感なく鑑賞できて三脚なくてもけっこういけるもんだな、と勉強になった。
登場人物も少ないしわりと低予算で作っていそう。ストーリーは主人公の辛い心情と再生をしっかり描いており、状況の展開も工夫が凝らしていて好感度高い。面白かった。邦題もステキ
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