自分でもうまく扱えない破壊的な能力を持つホームレスみたいな男を描いた北欧ファンタジー・ドラマ。
主人公は火とか水とか雷とかを色々出来るみたいですけど、トール神もマイティ・ソーも名前しか知らない私には結局よくわからなかったです。
アメコミみたいな設定だけど誰と戦うわけでもないからアクション要素はほとんど無いです。
雰囲気も北欧サスペンスの「それ」に近くて、大自然の開放的な背景なのにどこか陰鬱としています。
まぁ、この監督のB級ネタをド真面目に撮ることで出てくるシュールさが私は好きなんです。
バッドエンドにする癖があるけどジョークの延長線上にあるので重く感じない。
芸術的なヘッドショットは必見。
