ハヤシ

世界で一番しあわせな食堂のハヤシのレビュー・感想・評価

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)
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料理ものがとにかく好きなので観たんだけど、これは正直ちょっと残念だった。中国からフィンランドにやって来た料理人が地元の食堂で料理をするようになって、食堂は人気になりお客さんは健康になりハッピー!という大筋。中華料理は大好きだし、薬膳料理の「食べるものが肉体に影響を与える」という考え方は面白いなと思う。が、それさえあれば万事解決みたいな空気ですべてが進んでいって「え?!それでいいの?」という違和感が多々。中でも一番はそんな簡単に食堂の主導権渡しちゃっていいんだ?という。シルカ、自分でやってきた食堂だろ?!料理が得意ではないとはいえ…個人的な趣味だけど、異文化を持ち込むという話なら地元と新参者が拳で語り合うのの方が好き…それやらずにただ乗っ取られた状態のところにいくらフィンランドが舞台だからとはいえThe happiest restaurant in the worldなんて言われたら世界の食堂が泣くぜ?ちったぁ気張れよローカル〜

それ以外も「あ、それで良いんだフ〜ン…」がマジで多くて、全体的に感情の描き方が雑。登場人物たちがコミュニケーションを取れるのが互いに完璧ではない英語だけだからそう感じてしまうのか?もっと行間を読めということですかね…
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