ひぇー！こりゃすごい作品だったわ！
あなたへおすすめの作品で1番目に出てきたからなんとなく見始めたんだけど、想像よりもクオリティが高くて驚いた。
爽やかにアオハル！青春！なんて言えない内容だけど、限りなくリアルな思春期であり多感な時期を絶妙な表現の仕方で再現していた脱帽した。最初見てた時は高校生の話だと思ってたんだけど、見始めてく中で高校生にしちゃあなんか垢抜けてないというか拗れてるというか…うーんって思ってたらまさかの中学生の話かいな。笑
好きな先輩に無理矢理フェラさせられてそれの当てつけかのように昔自分に好きだと言ってくれた男の子に私とセックスしたい？って聞いてそのまま身体の関係って〜そんな中学生いるんか🐷笑
でも、なんか多少設定が非現実なものだったとしてもそれが気にならないくらいの気持ち悪いなんというか不気味なリアルさはずっと感じたんだよなぁ。
特に絶対素直に感情を伝えられないあの感じとか自分自身ですら自分のことがよく分からなくなって相手を傷付けることでしかコミュニケーションを取れなくなるあの感じ。信じられないくらい中学生…！って思った😂
中心の2人以外も結構重要な役所を担ってて、ザ・平凡な中学生って感じの親友の女の子や今時そんな分かりやすいワルいる？ってくらいザ・悪い男な先輩、ああ本当にこういう男子いたわって思う幼馴染野球部の彼。この三者三様な中学生たちが脇を固めてるからこそメインの2人が映えたのは間違いない。
個人的にこの映画の1番良いなって思ったところは結末が平凡でリアルなところ。
まあ、磯辺がやっちゃったこととか最後の結末は平凡でもリアルでもないかもしれないんだけども、もうこの世の終わりみたいな、これで最後の恋みたいな雰囲気を全力で醸し出しておいて少ししたら普通の男と普通の恋をして…っていうのが良き。
最初から最後までテイストや表現の感じが一切ブレなくて気持ちいいなって思う。
前知識もなかったし、つまらなかったらすぐ見るの辞めよーくらいに思ってたからより良く感じたのもあるかもしれないけど、この言葉では表しにくいあの頃の感じを描くのが上手すぎる。
