ガンパウダー・ミルクシェイクの涼のネタバレレビュー・内容・結末

親子の絆シスターフッド血みどろアクション殺し屋ムービー

想像の数倍本格的なガン&格闘アクション。血みどろの中にひとつまみのユーモアが混じる辺りにタランティーノやエドガーライトの影響を感じられる。

見せたいシーンが多過ぎるのか緩急のつけ方が拙いのか。
図書館のアクションシーンで既に満腹感を覚えていた為、ラストのダイナーでのアクションでは少し食傷気味に。

俳優の演技はおしなべて良かった。
擬似的な親子孫三代の関係はとても好感を持てたが、図書館組のキャラクター性が記号的になり過ぎていたので、関係性をもう少し深掘りして欲しかった。

「ルールルールってうるさいけど、それあんたらが決めたルールだし都合が悪くなったら恣意的な運用してるよね？」的な、現実の社会でもままある、ルールを作る側の優越的地位の濫用への強い批判が感じられた。